2019年5月28日火曜日

美しき希望




約1年3ヶ月ぶりの再会。

今回、私の記念すべきモニターレッスンを受けてくださったNANAKOさんが
福岡へレッスンを受けに来て下さいました。


NANAKOさんは現在、佐賀県唐津市で
ご主人とともに、とても素敵な美容室『Palette』を営まれ
主にシャンプーやヘッドスパを担当されており
お客様がいかに美しく、健やかになられるか
ずっと追求され、行動している尊敬すべき美しい方です。


その行動力の凄まじさ、誠実さ、チャーミングなお人柄は
彼女のブログからもしっかりと伝わります。
また、とっても愛情深い!のです。



長期間、レッスンが空いていたにも関わらず
全くの白紙状態ではなく
エクササイズの流れや、リズムも早過ぎない。
これは陰ながらの彼女の意識の努力、丁寧な生活を表していた。


レッスン後に沢山のお話をさせて頂き
嬉しかったことは
NANAKOさんが、ハイヒールを本当に好きで
お仕事を突き詰めながら、様々なことに挑戦されながらも
ずっと、手放さずにいらっしゃったこと。


NANAKOさんは周りの方から「ハイヒールだと、痛くないですか?」と
尋ねられことがあるそうです。
その度に、心の中で
「フラットシューズで歩く方が、かえって身体が痛くならないのですか?」
と逆に投げかけたくなるというお気持ちを聞かせてくださった。

NANAKOさんはその時の様子や、ハイヒールへの思いも
ご自身のブログでも、綴っていらっしゃってます。

美しく生きる」という意志



同じ価値観にとても嬉しく、私は大きくその場で頷いた。


私はこれまでに、止むを得ずフラットシューズを履き
その度にかえって腰が痛くなったり
体だけでなく、気持ちまでも落ちてしまった経験がある。


今の環境では、どうしてもハイヒールが履けない状況がある。
子供の運動会、夏の家族との川遊びや山、ハイキング。
砂利の多い神社への参拝。

そんな場合は、いっそ割り切ってフラットシューズを選ぶ。
それでも、私は悪あがきと申しましょうか
例えフラットシューズを履いた状態でも、身体(特に腰)に痛みを感じるので
途中からつま先立ち歩きで過ごします。
思いっきり腹筋を引き上げ、母指球に体重を乗せて。

しかし、所詮、フラットシューズですので
筋力も気持ちの面もかなり落ちてしまう。
ハイヒールに勝る足元は、無い。


フラットシューズを脱ぎ、ハイヒールに脚を入れると
「これ、この感覚。」と
いつも初心に帰るような、身が引き締まる自分がいる。


NANAKOさんのように
ハイヒールで日々を過ごす努力をされている女性は
まだまだ多くはない現状ですが
私たちが、颯爽と自分の軸で歩く姿は
きっと何方かの「希望」となると思う。


ハイヒールは女性なら何方でも、努力と情熱があれば
美しい人生を共に歩めるパートナーとなるのだから。


そのことを教えてくれたNANAKOさんへ。




沢山の愛、深い感謝を込めて。 Les Caprices・凜






2019年5月23日木曜日

眠れぬ夜





本日、22時にレッスンを開始し、23時前に終わった。

この疲労感は、家事などの疲労感とは全く違う。
エネルギーを集め、集中力を使い果たした後の
爽快感も混ざった、愛の詰まった疲労感。



パソコン画面の向こうの女性が
美しくエレガントに
最後のハイヒールウォークングで歩く姿。

この姿を思い起こすだけで
深夜の今も疲れを通り越し、胸が一杯になる。


レッスンでは
背中が反りがちな箇所を修正し
背中を起こしながら、脚を運ぶ。


誰しもが、この背中への意識を体に入れることが難しい。
背中が後ろへ倒れる癖が付くと
のちに、腰痛の原因になるため
ここは見逃してはならない箇所でもある。
しかし、最後までよく頑張られた。


2週間のブランクがあったにも関わらず
最後まで、懸命にご自身と向き合われた。
お仕事の面で大きなトラブルが発生し
しかし、徹夜でそれを乗り越えられた彼女。
持ち前の強いパワーを感じながらのレッスンであった。


立ち向かう女性は、強く美しい。
今夜は眠れそうにないほど
沢山の思いが込み上げる。






沢山の愛と感謝を込めて。 Les Caprices・凜



2019年5月22日水曜日

新緑の季節に





梅雨入り前のこの時期に
庭の仕事をしておく。


我が家に小さな畑もあり
毎年、ミニトマトやピーマンを植える。
畑を耕し、柔らかくし
草を子供達と共に抜く。
今年は初めて、ブロッコリーが仲間入り。
その為か、青虫が元気に葉っぱを栄養にしている。

その子達なのだろう
今年は蝶々が沢山、飛んでいる。
しかも畑に近い部屋の網戸にも、卵が付き
ある日、娘の部屋のカーテンを開けると
一匹の蝶々がヒラヒラと部屋の中を舞った。


今日は畑ではなく
庭の除草作業を、午前中の太陽が東にあるうちに行った。

1番の目玉は
生育旺盛な「どくだみ」の抜き取り作業。
これはかなり厄介者で、抜いても抜いても。。
地下奥深くで、根が繋がっているいるので
根本から抜き取ることは不可能。

黙々とシャベルと手袋を使って
群生した元気なドクダミ達の抜き取りをすること、何時間だろうか。

後ろから
中学の中間考査で、お昼過ぎに帰宅した息子のキキーっと自転車が止まる音がした。
ふと見れば、汗まみれの私たち親子。
互いに着替え、手足をシャワーで綺麗に洗い
お昼を一緒に食べた。
私の手は、ドクダミの香りが残ったままだった。


午後からは、身なりを整え
私はハイヒールモードへと気持ちを切り替えた。


スッキリとした庭を眺め、とても気持ちが良い。
花や草木が、楚々と風に揺れる姿に癒される。
今日は割り切ってずっと作業服で過ごしたが
その分、お庭の景色に心が弾んだ。


新緑が眩しいこの季節。
空気が乾燥し、蒸し暑くなる前の貴重なこの時期。
まだまだ大掃除は続きますが
快適な美しい空間、景色を夢見て
しばらくは気合を入れます。



この季節に感謝を込めて。  Les Caprices・凜




2019年5月21日火曜日

ハイヒールで目覚める






2週間ぶりのプレタポルテ・レッスンでした。

前回のレッスンで受けた課題が諸々あり、
レッスン開始前に、鏡で自分自身と向き合い、確認をする。

何度足を運んでみても、首を傾げる。
身体のリズム、生理周期、気候によって
昨日は上手にハイヒールエクササイズが出来ていても
翌日は出来ないこともある。
この日はどうも納得いかない出来栄えでした。


頭と心は、理性と感情というように区別されているのだが
心は身体と繋がっている。
この日は心に雑念が多かった。


レッスンが始まると、パリからの強い光を受け
限界の世界が始まった。

右側の肩の修正を入れてもらい
息切れしながら
段々と私の雑念も消え
真っ直ぐに立て直してもらった。

そして身体と比例して
私の心も、次第に真っ直ぐに向くようになった。


浄化された気持ちで一杯でした。


ハイヒールで歩くことは
身体を鍛えることは勿論ですが
心も自分が進みたい方向へと、導いてくれる。
「目覚める」という感覚。


これは真剣に自分と向き合うからこそ
何方でもそう感じていただけると思う。


表現が追いつかないのですが
まだまだ始まったばかりの私の道。


ハイヒールと共に、向かっていく。
新たな決意と共に。



沢山の愛と感謝を込めて。 Les Caprices・凜




2019年5月18日土曜日

受けるエネルギー





息子をとある病院へ連れて行った。
そこは6年ぶりに行く病院でした。

外観は綺麗なのだが、中へ一歩進んだ先で
なんとも嫌な感覚がわいた。

受付の奥には、今にもこぼれ落ちそうな患者さんのカルテの山々。
名前を呼ばれて、診察室へ入ると
目を覆いたくなるくらい、積まれた書類や書籍の数々。
コピー用紙がそこら中においてある。

診療を受けながら、ふと何か目に留まり
よく見るとその先には
ドクターが飲み終えた空き缶が3つ、4つ並べて合った。
おまけに何故か書道に使う墨汁までも置いてある。

これ以上、ここで綴ると
読者の方が息苦しくなられるので、止めておくとして
久しぶりに物の溢れかえった
ごちゃごちゃしたエネルギーに取り込まれ
相当具合が悪くなった。

息子は決して綺麗好きではなく
私と毎日、部屋の片付けに関して一悶着あるのだが
そんな彼でも
「ここは凄かった。俺を上回る。」
と、目を見開いていた。
私はなるべく何も見ないように
敢えて空っぽの空間に必死に目を運んだ。


帰宅してすぐ、お気に入りの音楽を部屋に流し
ルブタンハイヒールを眺め
気持ちを落ち着かせた。


ハイヒールを履くようになり
この世界を知れば知るほど
エネルギーに敏感になっている。

美しさの波動を受けると、自分の生命力が奥底から湧き上がるし
ありがたいことに
美しい方々とのご縁を頂いたり
以前より、ずっとクリアなエネルギーに触れさせてもらっている。


しかし今回は久しぶりに頭痛が起こるほど
物が溢れかえった乱れた波動を受け
自分のエネルギー復活に少々、時間がかかった。

お陰様で今はすっかり取り戻し
素足のエクササイズの後のハイヒールエクササイズは
特に忘れるくらい、ハイヒールに集中した。

体から溢れるエネルギーを感じ
自分を取り戻せた。


改めて、物や空間の負のエネルギーの怖さを知った。
自分で自分の世界や
エネルギーを守らなくてならない。



沢山の感謝を込めて。  Les Caprices・凜





2019年5月13日月曜日

どんなに忙しくても





美しい行為は、感動する。
それは、心が込められているかどうかだと感じた。


同じ動作でも、状態でも
その方の清らかな誠実さが伝わるかどうかで違う。


昨日、行きつけのレストランで
ある女性店員さんの相手(お客さん)を思う心使いに
ビビビッと心が打たれた。

表面上の笑顔ではなく
心からの言葉に、こちらが驚いてしまった。
オーダーをしたお料理が、なかなかテーブルに運ばれなかったので
それに対する対応が
わざとらしくもなく、決して重苦しくない
稀に見ない誠実ぶりでした。


この日は母の日と重なり、夕方早くに店内は満員状態。
エントランスには待ち状態のお客さんが長蛇の列。
当然、追加注文の品が運ばれないことは承知の上。

待っている間は家族でノンビリ話したり、読書をして有効に時を過ごした。
それなのに、待たせていることに対する
心の込められた話し方にこちらが驚くほど。
私はかなり感動した。


他の店員さんも引っ切り無しに動き回っていた。
それで気づいたことは
誰しもが優雅な対応で接し、暖かい心が感じられた。
子供の目線に合わせて、背丈をわざと低くして笑顔で話しかけてくださる。


いつも感じるのは
店内の雰囲気、気の流れも良いお店は
清潔感があることは勿論、
社員教育がきっちりとされている。高いプロ意識も感じる。

ただ、上辺だけの言葉を放つだけでない。
「相手を思う」というものが、感じられる。
だからなのか、何故か私も惹きつけられるように
この店を時々、家族と利用する。


待ち時間、周りを眺めながら
どんなに店内が発狂しそうに忙しそうでも
それを表に微塵も出さない人の姿は、見習うべき美しさだと
心打たれた。


仕事だから表に出さないのかも知れないが
会社の理念を心得ているのだろう。
これをプライベートでも試してみると
家族ゆえの甘えも出てしまい、気忙しくなった途端
動作や発言が勇ましくなることがある。。


Asami-Paris魂に立ち返り
忙しい状況ほど、心を失わず
気持ちを込められるかどうかの試練。


エレガンスな女性店員さんの美しい残像が
私に気付かせてくれた出来事でした。




沢山の感謝を込めて。  Les Caprices・凜








2019年5月8日水曜日

穏やかな昼下がりに




皐月の季節。
あの嫌な集団、蚊が現れる前の
限られた貴重な期間、快適に外で過ごす季節。


この季節は、そんなに蒸し暑くなく
外で過ごせる貴重なシーズンで
時々、外のウッドデッキで友人達とBBQをしたり
今年は初めて、家族とここで夕食を共にした。
先週末には初めて、冬の定番料理の一つ「お鍋」まで登場し
庭で食する新鮮な雰囲気に、子供達にも好評であった。


今日は思い立って
ウッドデッキのテーブルで
昼下がりにパソコンを外へ持ち出し、ブログを綴っている。

午前中は沢山働いたので
一口、ドリンクを口にし深呼吸する。
時折、前を静かに通る自動車やバイク。

何処からか、住宅工事か重機を扱う
ギギギ、ガガガと、低いきしむ音が聞こえる。
この快晴続きだと、工事の進みもよいのだろう。

右手には油山が見え、山肌には緑のグラデーションが塗られ
目にも青葉は本当に癒され、穏やかなひと時に
心からのありがたみを感じる。
子供の帰宅まで、あと数時間。


ペリエを片手に、私は愛する音楽で心を整え
昨日の師匠とのレッスンを振り返る。
昨日の改善点を掘り起こし、身体に入れていく。



                   自宅ウッドデッキにて


限界の限界を超える機会は、そう滅多に得られない。
特に、両肩を開き続けることが難しかった。
無意識レベルまで、到達していない証拠である。


レッスンの終盤に、日常でのハイヒールウォーキングがある。
横から歩いた時に、ご指摘頂いのだが
私は歩幅が広過ぎたのだ。


午前中、ルブタンのハイヒールを履いて外出した時
歩き始めた途端、フッと脳裏に

「歩幅が出過ぎです。」

という師匠からの鋭い言葉が
何度も頭に浮かび
それがストッパーとなり、歩幅を意識して狭める。
すると、体の中心により軸が集まり安定感が増した。

私の歩きは、よりエレガントに近付けたのかも知れない。
感謝をしながら、改めて
声の哲学の大事さを噛み締めた。
自身のレッスンでもクライアントにしっかり響くよう
見極めなければならない。


本日のブログも、日記のような内容ですが
前回のブログにもあるように
心の栄養を沢山、自分に与えること
魂が喜ぶことをすることが
『健康』に必要だと、肝に命じているので
もう少しだけ、この穏やかな時を味わってみます。




心からの感謝を、皆様へ。   Les Caprices・凜


2019年5月7日火曜日

健康は人生の礎石





健康は、私の人生において2番目に大事にすることです。


一番は、家族です。
母である前に、私は一人の女性ですが
子供の命に代わるものは無い。


このように深く感じるのは
ゴールデンウィーク突入前に
生理前不調の頭痛吐き気、腰痛が一度に身に起きたからです。
恥ずかしながら、腰痛までも。

そして後半に、もう一度だけ体調を崩した。
今はすっかり良くなり、元気一杯だが
今ここに、健康であることが私の人生において最重要である、と
神様からの通告として
痛みを敢えて、お与えになったのだと思う。


健康であれば、食事も美味しく頂ける。
思う存分、ハイヒールで歩けるし
エクササイズも集中してできる。
仕事も意欲的にできるし
家を綺麗に整えるエネルギーも持てる。
家族や友人とも、素直に前向きに、過ごせる。

何よりも、エネルギーに満ち
美しくあることに貪欲になれる。


逆に不健康、病気では
これらを行うことは正直にしんどいもので、半分も出来ない。
大切な家族との交流や、ハイヒールの仕事も
満足に出来ない。


健康は人生の礎石、ベースであること。


ハイヒールの世界で
マインドと身体のコントロールを身につけたのに
肝心な、健康に対する徹底的なマインドが欠けていた。


健康に生きるために
改めて考えた必要な要素は

食事(心が喜ぶもの)・睡眠・ハイヒール・情熱
感謝・美しさ・柔軟な心・休憩


運動は自信をもって続けているが
実は『睡眠』 これを一番蔑ろにしていた。
反省点である。


病院での定期検診に加えて
自分の心が豊かになる為の時間を毎日、確保する。
(私の場合は、音楽に耳を傾ける、読書、フランス語学習)


最後に、心の中の違和感や
身体の不調サインを見て見ぬ振りを絶対にしない。


自分の健康を重視することは、周りへの愛に繋がる。


本日は完全に私の独り言となりましたが
自分自身へ刻み込むために、この場で綴りました。


皆様の人生も、どうぞ健やかで美しくありますように。


沢山の想いを込めて。  Les Caprices・凜





2019年5月4日土曜日

自分時間を持つ





長い長いゴールデンウィーク。
里帰り、親戚の方々や普段は会えない人達と過ごしたり
屋外のイベントへ、子供連れで出掛けたりと
目まぐるしい日々でした。


しかし、ハイヒールエクササイズだけは
タイトなスケジュールでも、どうにか時間を捻出して行う。


外出する1時間前に
エクササイズは全て出来なくとも
3つのエクササイズを集中して行う。


それだけでも、心が引き締まり
真っ直ぐに自分の道を歩もう、と
心が整う時間でもある。


現代の女性は、忙しくない人などいない程
皆、それぞれに与えられた役割を
限られた時間の中で、懸命に果たしている。


その中でも、完璧にこなすことに拘らず
少しの空いた時間に
自分のやりたい事、自分と向き合う時間を持つことは
自分の人生を生きる、ということに繋がるのだと感じる。



家族と過ごすことも大切ですし
自分の時間も必要だと
この長いヴァカンスで感じたことです。


自分時間は、諦めずに見つけ出す。





沢山の愛と感謝を込めて。  



今週から毎日、小学校も中学校も登校が始まり 朝の日差しに交じって、通りには子供達のパタパタと走る足音や ランドセルの箱が揺れるような音が聞こえた。 こんな感じだったなあ、と 思い出すように、当たり前に聞こえていた物音が 今となっては新鮮に感じた一週間だった...