2020年6月7日日曜日





今週から毎日、小学校も中学校も登校が始まり
朝の日差しに交じって、通りには子供達のパタパタと走る足音や
ランドセルの箱が揺れるような音が聞こえた。

こんな感じだったなあ、と
思い出すように、当たり前に聞こえていた物音が
今となっては新鮮に感じた一週間だった。


少し前のことだった。
「今日だよね、おめでとう。」
と、娘が小さな両手で嬉し恥ずかしそうに
小さなプレゼントを渡してくれた。

包みを開けると、そこから一匹の小さなワンコがコロリ、顔を出した。




高さが約2.5センチほどの手のひらサイズ。
しかし陶器で出来ている為か、ドッシリした重みを感じる。


小さいのに、一点を見つめる子犬は
存在感がある。

何か語りかけてくる様な気がして
1日になんども目が合う。
そして、込み上げてしまう悲しみを何度も癒してくれた。

私の大好きな大切な友人が、難病にかかり
胸が苦しいほど締め付けられる。

でも、本人が一番辛い。
だから、私が泣いても何も解決しないのなら
出来ることをしたいし、倒れるより立ちたい。

1秒1秒を無駄に過ごすなんて出来ない。

命は永遠ではないから。


プティワンコと同じシリーズの猫たちが
今、彼女の側に居る。

きっと守ってくれている。



今も、小さくて大きな存在感のあるワンコは
私の左横に静かに佇んでいて
見守っている。


同じように、病と向き合う私の大切な友人のことも
きっと必ず守ってくれている。
 

ずっと側で。


沢山の思いを彼女に込めて。  凜




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