2020年4月14日火曜日

本当の春を待つ








新学期、という言葉がこの時期に存在しない、4月。

満開の桜も美しいが
散り際の桜も
私たちの心を慰めてくれるようで美しい。

どこから舞い込んで来たのか
灰色のアスファルトに
淡いピンク色の桜が小さくクルクルと舞う


この一ヶ月の間
子供の成長
言葉だけでなく、助けたいと思う心を行動に変えた彼女の生き様に心震えたこと
離れている家族の存在の大きさ

前代未聞の今の状況がなければ
感じなかった、味わえなかったことは
私の価値観を変えてくれた


こんな桜の季節は2度とないだろう。


不自由なこともあるが
私よりも、もっともっと何百倍も
歯を食いしばって、命を削って
人命を助けている方々の存在を


教育現場で、子供達がいつか安全に登校できるように
見えないところで、今精一杯、尽くしてくれている方々の存在を

感染させられないよう
気を付けて通勤し、経済を支えてくれてる方々の存在を


私は絶対に忘れないように
私はせめて、自分と家族の健康を守る。
今は病院のお世話にならないように。


大切な友人が、福岡に来てくれたが
会えなかった。 いや、会わなかった。
仕方がないことで、悲しかったが

「会えない時間が、愛を育む」
という素敵なメッセージが届いた。

心に温もりを感じながら
それぞれに精進していこう、と
もう一度、空を見上げた。



福岡の街は人の気配も少なく
すっかり活気がなくなったが
今は皆、耐えている。

こんな時だからこそ、光をみて生きよう。

本当に芽吹く時期が
必ず来るから。


感謝を込めて。  Les Caprices・凜


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