2019年5月13日月曜日

どんなに忙しくても





美しい行為は、感動する。
それは、心が込められているかどうかだと感じた。


同じ動作でも、状態でも
その方の清らかな誠実さが伝わるかどうかで違う。


昨日、行きつけのレストランで
ある女性店員さんの相手(お客さん)を思う心使いに
ビビビッと心が打たれた。

表面上の笑顔ではなく
心からの言葉に、こちらが驚いてしまった。
オーダーをしたお料理が、なかなかテーブルに運ばれなかったので
それに対する対応が
わざとらしくもなく、決して重苦しくない
稀に見ない誠実ぶりでした。


この日は母の日と重なり、夕方早くに店内は満員状態。
エントランスには待ち状態のお客さんが長蛇の列。
当然、追加注文の品が運ばれないことは承知の上。

待っている間は家族でノンビリ話したり、読書をして有効に時を過ごした。
それなのに、待たせていることに対する
心の込められた話し方にこちらが驚くほど。
私はかなり感動した。


他の店員さんも引っ切り無しに動き回っていた。
それで気づいたことは
誰しもが優雅な対応で接し、暖かい心が感じられた。
子供の目線に合わせて、背丈をわざと低くして笑顔で話しかけてくださる。


いつも感じるのは
店内の雰囲気、気の流れも良いお店は
清潔感があることは勿論、
社員教育がきっちりとされている。高いプロ意識も感じる。

ただ、上辺だけの言葉を放つだけでない。
「相手を思う」というものが、感じられる。
だからなのか、何故か私も惹きつけられるように
この店を時々、家族と利用する。


待ち時間、周りを眺めながら
どんなに店内が発狂しそうに忙しそうでも
それを表に微塵も出さない人の姿は、見習うべき美しさだと
心打たれた。


仕事だから表に出さないのかも知れないが
会社の理念を心得ているのだろう。
これをプライベートでも試してみると
家族ゆえの甘えも出てしまい、気忙しくなった途端
動作や発言が勇ましくなることがある。。


Asami-Paris魂に立ち返り
忙しい状況ほど、心を失わず
気持ちを込められるかどうかの試練。


エレガンスな女性店員さんの美しい残像が
私に気付かせてくれた出来事でした。




沢山の感謝を込めて。  Les Caprices・凜








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