ある日の午後、数年来の友人から一通のメールが届いた
「会って話がしたい。お時間いかがですか? 」
互いに仕事やプライベートが忙しく
なかなか会えません
彼女はほぼ毎日、資格取得学校への通学と実習で多忙である
珍しく、あちらから誘われた
夕方、ほんの少しでも会いたい、と
軽く近況を話した後
急に真顔になり
言いにくいことを、きちんと私の目を見て話してくれた
普段の穏やかな雰囲気とは違う
真剣な眼差しで、意見を述べる
彼女は保身ではなく
私のために、私からの拒絶覚悟で
胸の内を話してくれた
そこに私のことを察しながらも
決して考えを押し付けるような伝え方はなかった
むしろ、勇気が要っただろう、、と
聞いていて、私は愛が伝わり
目頭から溢れそうになる思いを
その時は必死でこらえ
彼女の私への想いに、別れた後
感極まり、一気に涙が溢れてしまった
私は勇気を持って伝えてくれた人こそ
本気で私のことを思ってくれていると
相手の瞳から伝わる
彼女の姿こそ、私は誠意を熱く感じた
反対に
これをあなたに話すと、あなたの気を悪くする、それは悪いから、、
普段から、仲良くしている 傷つけるかもしれない、だからなかなか言えなくて。
そのように、本心をオブラートで包んで言う方も中にはいる
気持ちは分かるのですが
はっきり申し上げて
本心を言えないことは、突き詰めるとそれは
「自分が悪い人になりたくない」
「自分が傷つきたくない」
そこには自分を守りたい気持ちが潜んでいる
そこに真の信頼関係は存在しない
大切な話こそ、会って伝える
電話で伝え合う
メールでの大切な話のやり取り交流は
どうしても認識に違いが出てしまい
伝わるものも、伝わらない
しかし、互いに離れている場合は、メールでも構わない
例え耳が痛いような厳しい話でも
そこに普段からの信頼関係や、愛の元、真実があれば
確実に受け取り手に伝わるから
私は今後、大切な方には
例え、その現実がご本人にとって耳が痛い話であっても
それは伝えるべきことで
その人に合った伝え方で、お伝えしていく
そこには相手に、自分の考えを押し付けた表現ではなく
相手を深く理解しようと努めた上で
そうさせて頂こうと改めた
全ての出来事は、成長するために起こるのだと
彼女から、いろんな出来事から勉強させて頂いた
まだまだ自分も気づかない盲点があるかもしれない
日々、忙しい中でも
繊細に違和感に気づくセンスだけは
落とさぬよう、精進していきます
沢山の感謝を込めて Les Caprices・凜