2020年1月31日金曜日

誠実に生きることを、教えてくれる彼女


久しぶりの投稿となります。
かなり長文となり、面白くないかもしれませんが
お許しくださいませ。





インターネットニュースでは 福岡は雨模様、との予報を聞き
鉛色の空を見上げてはふう、とため息をついた。
ここ最近は、梅雨の季節なのか、と疑ってしまう。

しかしこの日は
ミュージカル「天使にラブソングを」を友人2人と初めて観に行く日であり
心は晴れ間が広がるようだった。


ミュージカルを観に行くことは約20年ぶりであり
博多座に入館すること自体が初めてだった。
もちろん、足元はハイヒールで。

今回チケットを予約してくれたのは私の友人。
私の大切な人。


彼女からは多くの学び、人生をどう生きるのか
私は会うたびに、考えさせらる。
それは彼女の生き様、本当に嘘のない、誠実な生き方によって。


今回のチケットも、手にすることが出来たのは
本当に彼女のお陰しかない。
本当に奇跡だった。
いえ、彼女の日頃の行いが天に通じたのだ。


チケット発売10時に、私も友人2人も一斉に電話と
インターネットで予約を取ってみた。

しかし大人気の公演のためか、何十回電話をかけても
虚しく「プープー」と、声を聞くことは無かった。

携帯電話を置き、半ば諦めて
お目当の森久美子さんではなくてもいいから
3人横並びに席を取れなくてもいいから
当たれば良い。


そう願っても、その日は3人とも空振り、即日完売とのこと
叶うことはなかった。
「来年こそは、絶対に観に行こう。」
と、思い直した翌日の朝。

枕元に新着メールの光る画面が目に飛び込み
開いてみると、みるみる眠気が覚めた。

彼女から、チケットが3枚取れた。
しかも、真ん中同じ横並びで、と吉報が届いた。
一気に目が覚めた朝だった。


早朝、彼女はぼんやりネット予約画面を見ると
3席、予約可能。と販売元から返信があったとのこと。
直ぐにクリックを押したことは、言うまでもないが
まさかど真ん中の良い席、第一希望日、同じ列のチケットが取れるとは
夢にも思わず、私も驚いた。


彼女の起こすミラクルはこれだけではない。


先月、彼女がヨーロッパへ約1週間の旅へ行った帰りの、フライトでのこと。
空港で出発時刻まで待っていると、アナウンスが流れた。

「追加料金6万円で、ビジネスクラスへ変更できます」
うーん、、としばらく考えた彼女は、手を挙げた。
こんなチャンスは滅多とない。
一度は人生で味わってみたい。

そして、チケットカウンターで手続きをしていると
何故だか、うまくチケットの処理が出来ない。
後ろでは、待っている人も大勢いるし、彼女自身のせいではないが
気持ちが焦る。

受付の方もなんども操作してみるが、エラーばかり。
すでに20分以上が経っていた。

すると「もうあなた、今回はサービスで乗せてあげる。」
と、なんと彼女は無料でビジネスクラスの空の旅を得たのです。

私はこの話を聞いて、納得の納得でした。
神様は、日頃から誠実に生きている人には(本当の意味で)
ご褒美を与えてくださるのだと。


彼女は大企業に25年、男性社会に揉まれながら
母親をも養いながら、必死で戦い抜いてきた。


いつも満面の笑みで、周りの人と接する彼女からは
その苦労は一切、微塵も感じないが
仕事での苦労、家族間での苦悩
ここでは綴れませんが、たくさんの試練を彼女は何十年も生き抜いてきた。

彼女は絶対に逃げなかった。

今でも社会と、いや、自分と戦っているが
そんな彼女の言葉が私は今でも、ずっと心に残っている。


人生、楽しいこと、苦しいこと、裏切られたこと
いろんなことがあって
絶望することもあった。

それでも私は誠実に生きたい。
表面だけの誠実さじゃない。
中身に「実」のある生き方を。

それを体現して生きている彼女。

私は足元にも全然、及ばないが
きっと今の私には必要で、だから出会ったのだ。


私が心から感動し、愛読している著作:高田郁さんの「澪つくし料理帖」
これも彼女からのイチ押しで
彼女の世界観を知りたくて、数年前に読み始めた。


人が人を思いやることが、なんと美しいのか。
江戸時代の質素な暮らしぶりの中に
たくさんの愛、本当の意味での優しさが、繊細に散りばめられている。



日々、誠実に生きる。とは
綺麗ごとのように思われるかもしれないが
私は、彼女の生き様を通じて
それは正しい。  と感じずにはいられない。

自分を卑下してるわけではなく、素直に
足りない私に、神様が用意してくださったのだ。


博多座に響く、素晴らしい俳優さん達の
真っ直ぐな美しい歌声が
目を輝かせて舞台を見つめる彼女の生き様と重なった。




感謝を込めて。  Les Caprices・凜




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