先週末は子供の学校の文化祭で
朝早くから家族で様子を見に行った。
勉強よりも、熱心に部活に取り組む息子の集大成だったから。
車を降りてハイヒールで歩いていると
周りとの歩く速度に、どうしても差が出てしまう。
いつの間にか、私の目に家族達は段々と小さくなり
いつも後姿ばかりが映る。
いいのだ。
私のペースで歩いてゆく。
何度か後ろを振り向かれ、それが度重なる程に
私は自分のペースを更に保ちたくなる。
歩幅を出し過ぎたり、勢いで歩くことが
腰に負担をかけ、呼吸もリズムも荒くなる。
これだけは避けたい。
周りの刺激に振り回されないように
自分で自分の軸を必死で保ちながら歩いた。
校舎に入って階段を登り、教室へと目指した。
息子は私の姿を見ると
少し照れていたのか、目を合わせ恥ずかしげに笑い
直ぐに背を向けた。
部員全員で頑張って作ったミニ動画を見たり
自作パソコンゲームの説明をしていたり(さっぱり分からず)
何かに夢中になるものの高いエネルギーは
側で見ていてすごく感じ取れた。
学校全体が、学生さん達の一生懸命な熱気に溢れ
私も沢山の純粋なエネルギーを頂いた。
帰り道も、この熱気を吸い込んだおかげで
再び愛するハイヒールと共に
一歩一歩、踏みしめながら帰途についた。
何かに打ち込む姿は、中身が何であっても
素晴らしいエネルギーを放っていると感じる。
この日は子供達の頑張りを褒め称えるように
夕方には優しい秋風が吹いていた。
感謝を込めて。 Les Caprices・凜
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