2019年6月13日木曜日

緊張感と共に




師匠との3週間ぶりのプレタポルテレッスンでのこと。


私のデコルテの張りが足りず
「もっと右肩を開きます」と、何度も修正を頂き
脳天を突いた。


限界あたりから途中
右と左の肩一直線にピーンと
目には見えない筋が、横一直線に走った。


このデコルテを横に張った状態が
キープし続けられれる筋力があるか、私に試されている。


足の甲も同じで
甲を思いっきり返し、この表面に現れている張った状態の緊張感。


ここを魅せることで、美しい歩きを表現できるのだ。


一番初めに、足を踏み出す瞬間から
最後、地面に足を着地させるまで
この甲の緊張感を保ち続けることが
身体の軸と筋肉を最大限に使うことと
美しさの表現である。


姿勢もまた、同じ。


肩が丸まり、お腹が下に凹んだ状態では
ゆるい印象ではあるが、緊張感から遠のき
せっかくの持ち前の美しさも、半減する。

腹筋を上に引き上げながら
デコルテを横に広げることで
マインドも引き締まる。


「数秒間、出来ても、そのあと疲れて出来ない。」
と仰る方もいる。
これも筋力がつけば、段々と体の方が覚えてくれる。


美しさを放つ緊張感には
どのように生きるか、という心の姿勢も必要だが
キープし続ける体力と筋力が必要。
諦めずに、日常の中で続けることで、誰にでも体感できるようになる。
(私も時折挫折しますが、ここは諦めず)



先日は 貴重なお時間
レッスンいただきまして ありがとうございます。

ハイヒールを履いての レッスン時
前脚に しっかりと軸を感じました。
そして 身体が フッと軽くなる感じがしました。

この感覚を 忘れず
日々 意識しながら、一歩一歩
進んでいきたいとおもいます。


プレタポルテを開始されて5ヶ月目。
こちらのクライアントの方も
脚のラインが変わり、この数ヶ月間、本当に様々な困難な状況にも屈せず
諦めることなく懸命にご自身と向き合っている。
そして今、美しく変化されている。


O脚で悩まれていたが
膝と膝の隙間が、徐々に狭くなり
今では9センチハイヒールに挑戦されている。


何より、締まってきた脚のライン、姿勢、瞳から
こちらが釘付けになる。

そこには強い眼差し、真剣さと
緊張感があるから。


今 、お客様に 足さばきが綺麗。
だと お褒めの言葉をいただきました。
ますます やる気が 出てきました。


これもご自身の努力の賜物であり
込み上げてくる嬉しさで、私は心が一杯になる。


ハイヒールで美しく歩くことは
影なる努力なくして得られない。


身を引き締めて
力を、出し切って生きる。
いつでも緊張感を忘れずに。



沢山の愛を込めて。 Les Caprices・凜



0 件のコメント:

コメントを投稿

今週から毎日、小学校も中学校も登校が始まり 朝の日差しに交じって、通りには子供達のパタパタと走る足音や ランドセルの箱が揺れるような音が聞こえた。 こんな感じだったなあ、と 思い出すように、当たり前に聞こえていた物音が 今となっては新鮮に感じた一週間だった...