2019年3月7日木曜日

上半身の美学




今朝は雨音や、ドーンという雷の音が聞こえ
しばらくすると、晴れ間が見えたりと
安定しない空模様でした。

慌てて洗濯物を取り込んだりと
変わりやすい天候がきたな、と春を感じた。


季節は変わっていくものだが
ハイヒールで美しく歩くためには、身体の軸が不安定では成せない。


美しさを滲み出すハイヒールウォークの大切な美の表現のひとつ。
それは上半身の状態。

デコルテはしっかりと広げ、両腕は前後に振らず、後ろに引いた状態。
横から見ると、背中が後ろに倒れず、顎も引いている姿。


これに加えて、上半身の揺れを止めて歩くこと。


歩く時、そしてエクササイズでは
この揺れを無くすことに、一点集中します。

もしハイヒールで歩く時に
肩の揺れや腰回りに動きがあると
それは骨盤が動いていたり、腹筋が落ちていることを意味します。
それにエレガンスやオーラ、美しさが半減する。


普段、座っている状態で、上体を止めることは可能かと思いますが
ハイヒールで歩きながら、背中が後ろに倒れないよう
上半身を揺らさず歩くことは
母指球に体重を乗せるスキル、脚の内側にのみ体重をかける意識
膝を後ろに真っ直ぐに伸ばす意識
腹筋と背筋、頭のポジション、ヒップの筋肉
など、かなり意識して筋肉を使う必要があります。


特に腹筋は、体の揺れを止めるストッパー役なので
私はエクササイズ以外にも、腹筋を鍛えるトレーニングをしている。
私の場合、左側の腹筋に比べて、右側の腹筋力が落ちてしまうので
これを行わないと、追いつかないのである。


特に、前足を着地させた時に骨盤周りが揺れてしまうので
腹筋をグッと上に引き上げたまま
脚を前に運び、最後のつま先を真下に向ける時も
上半身が動かないよう、あらゆる筋肉へ司令を出す


冬でもハイヒールのおかげで身体が温まるのは
このように全身運動だからです。

エクササイズやハイヒールを履かない時も
日々、上半身を揺らさない意識で過ごすと
緊張感も増し
背中から、後ろ姿から
美しいオーラを感じさせることが出来ます。


美しく生きることは
やはり毎日の小さな意識の積み重ねの先にあると
ハイヒールが容赦なく教えてくれます。





愛と感謝を込めて。  Les Caprices・凜


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