2019年3月5日火曜日

祖母への感謝





3月2日、祖母が天国へと旅立った。
朝、目覚めると
弟からのメッセージが目に飛び込み、私の時間はしばらく止まった。

99歳。
3月8日の100歳の誕生日前に、この世を後にした。


悲しみと安堵感のふたつが押し寄せた。
祖母自身がやっと体が楽になったことと
もう本当に居なくなったことの悲しみ。


大正、昭和、平成と3つの時代を生き抜いたこと
改めて、私の想像を遥かに超える人生だったと思う。


平和な日本しか知らない私には
私が高校生の頃、祖母から聞いた戦争時代のリアルな生活の話が
いまだに、クッキリと切なく残っている。
戦死したあの人には、もう会えないのよ。と
その時の祖母の目頭に、涙が滲んでいたことも。

通夜も葬儀も、悲しみに暮れるといういうより
厳かな雰囲気の中、誰もが大往生であったことを素晴らしく感じているようだった。


今は、人生100年の時代。
祖母に比べると、まだまだ人生折り返し地点の半人前の自分である。
最期の時に、生き様や人との関わり方、人間性が浮き彫りになるのだと思う。
そう思うと、やはり日々、どのように心を入れて生きるかを問う。


いつ死んでも後悔がないように生きたい。
そして、当たり前に生きている家族や周りの方々の笑顔が
とても尊いものとして、目に映るのです。


今日は独り言となりましたが
祖母へ。
昔、私が病気で寝込んでいた時には
祖母が何度も柔らかいうどんを
2階の私の部屋まで運んできてくれた。
ゆっくりと私を気遣いながら。
その姿は一生、忘れません。


優しさを愛情を、ありがとう。




愛と感謝を込めて。  Les Caprices・凜





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