2019年2月20日水曜日

真紅のルージュに込められたエピソード




愛する9Neuveの貴子さんから、思いがけず綴ってくださった嬉しいブログ。
あまりに感動して
その夜は思いが溢れて眠れなかった。

翌日の今日、ストレッチをしながら過去の師匠との動画を流しながら聞いていると
ある美しいエピソードが思い出された。


貴子さんはプロフィールのお写真にもある様に、赤いルージュが実に似合う。
いえ、赤いルージュ以外は考えられないほど
今の貴子さんを象徴しています。


この赤いルージュが貴子さんの口元を美しく彩られるまでに
実は様々なエピソードが重なっていた。


昨年7月、Asami-Parisコースを受けていた初期の頃。
その日のテーマは日々の装いに関して、でした。

その時に、私は自分が高揚する服を着る、と決めたが
「庭仕事や草取りの時だけは、割り切ってジーンズにします」と話したところ
師匠は涼しい表情で
「わたくしは庭の除草作業でも、ワンピースにルブタンですよ」
とサラリと語ってくださった。

目が点になりながら、目の先の師匠は
「いつ、どなたが自分を見ているか分からないですし、
自分というスタイルは常に変わらないですね」と和やかに続いた。
私は驚いたが、師匠にとっては普通のことである。

如何なる時も、美しく。
ここまで美しく貫く女性は、この世界にこの方しか居ない。 

その後日、オートクチュールレッスンを受けに
長崎から貴子さんが我が家のサロンへ来られた日。

レッスン後に、日々の装いのことで互いにお話をしていた。
その時に、前述の師匠との話をしたところ、
「除草作業に、、ルブタン。」 
息を飲み、左手で口元を覆いながら、その徹底ぶりに感嘆されていた。


加えて、Belle passionのYUKIKOさんから
exchangeの際にお聞きしていたエピソードも貴子さんへお伝えした。

それは
いかなる時も美しくあるために、職場ではどんなに忙しくても
席を立ち、お化粧室で口紅を塗りなおす時間をつくること。


それを聞いて私はハッと思い返した。
私は夕方になると、口紅が取れていることに気づかないことが多々ある。
今では意識できる様になれたが
このお話を聞いたときは、深く自分に響いた。
だからこの時、美しくあるための意識として自然と貴子さんへと話していた。


その後、一通のメールが届いた。

あの時、凜さんにルージュは必要です
と強くおっしゃって頂いたいたおかげで
長崎に帰る前に、赤いルージュ買いました。

赤いリップは、25.6歳の時からずっと探し続けて
自分に似合う赤が分からず20年たち、
分からないのではなく、しっくりくる時期を待っていたようです
ハイヒールやそれこそ装いが追い付いてきたからこそでしょうか

人の意識まで変えてしまう二つのエピソードが後押しとなって
今までピンク色だった貴子さんの唇が
真紅の赤へと変わった。


運命の赤い1本を手に取られた貴子さんを想像し
貴子さんの美しい紅色を見るたびに、
師匠やYUKIKOさんの美意識の高さや、影なる努力を
そのまま受け止められた彼女の真摯な姿、変化に胸が熱くなるのです。

そして今、日中の仕事とライターの仕事をしながら
新たに美しき世界へ飛び込まれた貴子さんを心から尊敬し
貴子さんのブログから、シックで知的なエネルギーを私は受けている。


美しい方々の何気ない一コマや意識が、知らない場所である方の人生を美しく変えた。
これは美しさのリレー。


もしかしたら、日々、美しくあるために努力されている貴方の行動が
どなたかの心に留まり、人生を変えてしまうかもしれません。




沢山の愛と感謝を込めて。  Les Caprices・凜




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