2019年1月7日月曜日
最高の言葉のギフト
今日から新学期が始まった
朝、ジリリリと大きな目覚ましが鳴り
息子が起き、続いて主人の眠たそうな顔が並び
その30分後に、目が一ミリしか開いていない娘が暖房機の前にいた
慌ただしい時間が過ぎ、やっと一人きりの朝のリビングにいる
新年が明けた、あの特別な感覚よりも
戻ってきた「いつも」の日常生活
この普段の生活こそ
背筋を伸ばし、ハイヒールの似合うワンピースを纏う
鏡に向かい、自分と向き合うメイクを施し
身体と心を引き締め直すエクササイズをする
この普段の生きる様こそ、心を込める
この気迫にも似た想いは
昨年末、反抗期の息子からもらった「言葉のギフト」によるもの
昨年のクリスマスの日の夜
息子にハグをしようとした母を、スルリとかわし
「やめろ。」と防御体制。
私の顔の前で両腕を突きつけ、のけぞる息子でした
軽くため息をつきながら「お母さんの好きなところは?」
と聞くと、しばらく押し黙り
「ハイヒールをやっているところ。」
思いがけない返答に私はパッと顔を上げ
「もっと詳しくどんなところ?」と尋ねると
「なんだか、ハイヒールの仕事をして、
お母さんはいろんな考え方を持つようになった。」
と、固まる母の前で息子は真面目に答えた。
私はてっきり、料理洗濯してくれること。と
以前息子から聞いたことがあるセリフを想像していたから
意外なこの言葉に、心が弾んだ
常にトライ&エラーの私を見ていたからかしら
いつだったか、子供にも感謝のレリーの話や
人生は常に催眠術、だから嫌な感情を自分で解く方法の話など
トラブル時の解決法としての、考え方を伝えたことがある。
息子は私の話をふんふんと聞きながら、一緒に問題解決をしたこともあった
それが今回の思いがけない発言かと、息子の顔を見ながら過去を辿った
母としてではなく、違う側面から一人の人間として
息子が私を見ていてくれたこと
ハイヒールの哲学、ハイヒールコーチの仕事を
息子も応援してくれている、こんな私を好きでいるということ
最高のギフトを受け取った
私は嬉しく
余計に息子にハグをしたくなり
両腕を伸ばしたが、今度はあっけなく逃げられた(笑)
私はハイヒールコーチの仕事をし、生きる軸とし
Asami -Parisコースでフランス美学を学び
思考が徐々に変わった
これが自分の周り、子供にも良い意味で
波紋のようの広がっていた事実
新年が明けて、何気ない日常に戻っても
あの「言葉のギフト」は
私の心に深く、深く残っている
だから、私は今日も背筋を伸ばし
日常こそ、鍛える場だと捉え
心を込めて自分と向き合います
息子からもらった思いがけない言葉が
日常生活を更にハリのある色に変えた
私はこれからハイヒールの哲学、フランスの美学を
子供達の教育に積極的に
取り入れていこうと思う
息子よ、ありがとう
まだまだ成長過程にいる、凸凹な母だけど
自分の愛する仕事や美学を通して
何かを子供なりに掴んでいってもらえるように
歩みだけは止めず、自分を追求していこう
そう固く誓うと、瞳の奥に何か燃えるものを
感じるのでした
愛と感謝を込めて Les Caprices・凜
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命
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