2018年11月24日土曜日

美しさは、小さな意識から




今週から福岡もグンと朝から寒さが増した
町では厚着した方も多く
我が家の前を通学する子供達の
元気な黄色い声が今日も聞こえる


私自身、寒くても猫背には決してならないよう
気を付けている

しかし、無意識にどこかで身を縮めてしまっていたのだろう
先日のプレタポルテレッスンにおいて
気付かなかった癖が発症していた


左肩が内に入っていた
そのことが右の足捌きにまで、影響していた


左肩が内側に入っていたため、上半身は右に傾き
右足が外側に追いやられて
右足を前に運ぶ段階で、つま先の方向が僅かに外を向いてしまっていた

身体は一つのユニットである


自分では気付けなかったことを反省し
どうしてこのようになったのかしら、と考えた

外出時、寒さで体を萎ませてしまいがち
と想像できたから、デコルテを張ろう、と意識はあった


それ以外の場面で、意識していない状況は、、、?
と考えると、ふと目があったのは、リビングに置いてある一台のノートパソコン
そこに座るもう一人の自分の姿を見つけた


最近はパソコンに向かう時間がとても多い
フランス語の勉強をしている時も、没頭して意識が抜けている
きっとその際に、段々と肩が閉じているのでは


常に姿勢への意識は出来ている、と思っていたが、まだまだ甘かった


そこで、パソコンに向かっている時にこそ
敢えて、両方の肩をグイと外側に広げる

そうすると、背中が反らないようにしなくては、との意識が芽生え
次に、腹筋が今、落ちてきたから立たせよう! など
パソコン作業をしながらも
身体の筋肉を感じ、いつの間にかコントロールしている

もう一つの工夫は、頭が極力、下がらないように
パソコンの下にぶ厚い本を置き、高さを出す
そうすると目線が上がるので、頭を後ろに戻すことが出来ます



歩いている時以外でも、座ったままでも
筋肉を働かせることは出来る
そこまでしなくても、、という声が聞こえてきそうだが
私の場合は、こうまでしなくては、身につかない


美しさは、緊張感が必要である


誰も見ていない状況こそ、最高のトレーニングの場である、と
師匠からも教えて頂いていたので
私には例え座っていても、家の廊下を歩く時でさえ
気を付けないと、本当に無様な姿をつくってしまう


時折フッと鏡に映る自分の立ち姿に驚いてしまうほど
頭が前に倒れている


頭が前に倒れると腹筋も落ち
肩も内側に入るので、軸が入らず悪循環である
何よりも美しさから遠のいてしまう



小さな意識ですが、この積み重ねは美しさをつくる上では
疎かにしてはならない、と
新たに背筋を伸ばした出来事でした



愛と感謝を込めて  Les Caprices・凜


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