2018年9月20日木曜日

優雅な心で日常を生きる




優雅な心を生み出すもの

それは、自分の心が高まる音楽を聴くことや、香りを纏うこと
自分の心が喜ぶ服を選ぶこと

そして、自分自ら創り出せるもの 自分の身体と頭を使って可能となる

『優雅な心で日常を生きる』
私は新たな挑戦・課題を頂き、あまりの難題さに
頭の奥が突き抜け、思考が一時停止となり、固まってしまった

それほど、今の自分にとって、最難関と言ってもよいほど難しいチャレンジ
それは、自分は日中、慌ただしくなるにつれて動作が雑になり
優雅さエレガンスとはかなり程遠い自分となってしまうから

エレガンスな女性でありたい、と願っていても
心の何処かでそれは今の自分には無理なのではないか
それはいつもバタバタと忙しい毎日を送ってきたから

しかし、師匠とのセッション中に、椅子に手をそっと置くシーンを練習した時に
心から湧いた感情は、優雅さ

やってみてください。と言われて行っただけで
自ら優雅さを、エレガンスな気持ちを、内側から生み出していた

これから毎日、この気持ちでこの感覚で生きること

手先に神経を行き届かせ、物を丁寧に扱うこと 急がず、慌てずに
そういった行いが、自分に跳ね返ってくるということ

「忙しいこの時期だからこそ、最高のトレーニングの場ですね。」

と微笑まれた師匠は、これまで想像を絶する地道なトレーニングと
美しさをとことん追求された方だからこその発想で
私は思わず自分が家族を持った意味の一つはこれだと感じた

早速、トライしてみると一人の時はなんとか時間をかけて生み出すことが出来るけれど
夕方、家族が揃ってからが、一番難しい
一人以外の時間、朝はいつもより早く起きてみると
余裕を持って準備が出来、優雅さを感じながら過ごせた

問題は夕方から夜にかけて
習い事の送り迎えや夕食の準備や後片付けなど
立て続けに自分の仕事があると、心掛けを忘れてしまう

子育てしながらは、正直に自分には厳しいことかもしれない
けれどこれも出来ないことの言い訳にしてしまっていたので
その気持ちを今回は払拭した

目下、継続中の私の心の修行ですが
心がけていることの中で特に
夕食の準備をもっと早く取り掛かることや 必要以上の予定を詰め込まないこと
如何に優雅に生きるか、知恵を絞っての毎日です

一人時間の時に、例えば食器を取り出す時や置く時
車のハンドルを握るとき、ドアを閉める時
あらゆる場面で、手先に心を込めて取り掛かる

時折、ガチャンと音を立てて食器を置いてしまったり
ドアをバタンと勢いに任せて閉めてしまったり
本当にトライ&エラーの繰り返し

初めのうちは自分はこんなに無意識に雑に扱っていたことに気付き
こんなにも気持ちが忙しなく働いていたのかと
なんて心が殺伐としてしまっていたのかと
これまでの自分を振り返っていた

そして無意識に雑な動作であると気付いたら、もう一度やり直してみる
時間はかかることだけど、繰り返しやって無意識レベルまで
自分の中に落とし込む

本当のエレガンスは、日常の中からしか生まれないのだから
地道に身体に心に刻むしかない

洋服や身の回りの物を丁寧に扱うことは、そのものに対してリスペクトすること

その行為が自分に跳ね返ってくること 自分をもリスペクトすること

ハイヒールで歩く時、一歩一歩を丁寧に、心を込めてそっと着地する
その行為そのものがエレガンスを生み出す
日常でのエレガンスの精神もこれと同じ

ハイヒールで美しく正しく歩くために、歩き出す前に必要な準備があること
日常を優雅な心で生きるためにも、必ず計算して準備が必要なこと

重なる二つの哲学に、今、私はもがきながらも夢中になり
出来ないことが、少しづつ出来るようになり
この手応えに喜びを感じている

まだまだ失敗も多い毎日ですが
心のあり方が豊かに、慈しむ気持ちへと変わってきます

優雅な心とは、誰しも自分の意識と訓練によって創り出せるのだと
新境地に立つ今の私です



愛を込めて  Les Caprices・凜


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