2018年6月22日金曜日

魅せられた美しさ。




以前、スカイプでお会いしたことがあったPetite Étoileのカトリーヌさん。

しかし今回のexchangeで、コーチ役としてのカトリーヌさんは

これまでの穏やかな美しい雰囲気から

背筋が伸びるような美しい緊張感溢れるコーチとして、私にご指導くださった。

しばらくレッスンを続けていると、直ぐに私への修正箇所を素早く、的確に伝える。

45分という限られた時間内に、クライアントの身体のバランスの崩れを

一瞬も見逃さす見つけ、声で直ぐに届けるということが

どれだけ至難(私にとって)の技か分かるだけに

心底、レベルの高さを感じずにはいられませんでした。

カトリーヌさんのコーチ役が終われば、交代で15分後に自分がコーチ役へと変わる。

このハイレベルなコーチ技の後に自分が行なうのは、正直に気持ちが怯んでしまいましたが

「お相手は自分の大切な生徒様。」 そう思い込み切って始めました。

無我夢中で終わり、気がついたことがあります。

それは、カトリーヌさんが二人いたこと。

一人目は、コーチとしてクライアントを温かく包み、テキパキと美へ導く女性。

二人目は、懸命に12センチのクラシカルハイヒールに挑む、挑戦者。

同一人物ですが、コーチとクライアントというだけで、別の人物に見えた。


それは、美しさとは、表裏一体であるという事実。 

美しい人は、このように人が見えないところで歯を食いしばって自分と戦っている。

その真摯な姿に胸を打たれた。

真剣に努力した結果が裏打ちされた美しさ。

そのことを今回、カトリーヌさんから感じた。

それに初めて自分が先にクライアント役→コーチ役をやってみて感じたことです。

コーチとして見ていた人物が一転して、クライアントに変わる様は

表情から違うし、放つエネルギーも違う。


最後に、出来ないからやらない、のではない。

なりたいから、今は出来なくても、挑戦する。 

そんなカトリーヌさんの挑む生き様から、真の美を魅せて頂いた。

このような体験をさせて頂いたこと。

自分の知らない世界がまだまだある、と気付かせてくれたこと。

とても学び深い日であり、私の財産となった。

私も新たな世界に挑戦しようと思います。



深い感謝をこめて。   Les caprices 凜





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