2018年3月17日土曜日

これからの未来に。





最近は春めいた暖かい気候の日が続いていた。

しかし、どういうわけか卒業式の前日の夕方から雨が降り

翌日の式本番の日は、朝方まだ僅かに雨が降っていた。

そして気温が一気に下がり、冬のような肌寒い一日でした。


出席していた保護者の服装も、厚地の洋服であったり

寒さのため、皆、コートや上着を脱ぐことが出来ず

きっとその下には、この日の為に用意した

スーツやワンピースなど美しい装いであったかと思うが

それもあまり見かけることがなかった。

確か6年前のこの子供達の入学式も

強い雨と雷で、式典中も外から轟くようなゴロゴロと鳴り響く

雷音を聞きながらの式典でした。

雨に始まり、雨に終わる。

きっとこれから先も、雨にも負けない、忍耐強い子供達に育つのだろう、

と勝手な私の解釈です。

しかし、これも私からの願いが込められており

これから先、日本はどんどん先進国の中でも

置いていかれるのではないか、と危惧している。

自分の意見を例え持っていたとしても、それを堂々と伝える能力が無いと伝わりません。

そして何故、そうなるのかというプロセスと結論を相手に訴えるくらいの

強さを是非、未来を担う子供達に持ってもらいたい。

先日、保護者説明会で聞いた話ですが

修学旅行先を敢えて、メジャーな場所ではなく

ベトナムにされたそうです。

そこで親はまず何故、欧米やオーストラリアなどではなく

アジアなのか、と不思議に思われるそうです。

狙いはいかに日本がアジアのナンバーワンではない時代にきており

それを肌で子供達に感じさせ、奮起させるためです。

同世代のベトナムの学生達は日本学生よりもレベルの高い英語力を持つそうです。

これではいけない、と子ども自身が感じ、そして様々な体験を通し

帰国した後は、意識が大きく変化されたそうです。


緩く守られた中にいても、世界のレベルや現実を知らないため、

危機感も芽生えないため、当然差は広がるのだ、、

子供が可愛いのは皆、当然だと思います。

でも、敢えてイバラの道を歩ませることも、必要なのだと感じます。



子育てをしながら、また我が身を振り返り

子供にだけさせるのではなく、自分も乗り越えられるように。

私にとっての道もまだまだ続いており、悪戦苦闘の日々。

ほんの少しの掴みを実感しながらの日々。

厳しい世界だからこそ、成長させてもらっているのだと思う。

そして家族、友達、先生やクライアントの方、同士の方々。

支えられていることも、強く感じている出来事もあり

だからこそ、愛を持って生きていこうと思う。

自分の生きる姿勢が、子供達に一番伝わるのだから。


愛と感謝を込めて。     Les Caprices ・ 凜













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