2018年3月16日金曜日

愛する珈琲のために。






仕事を終え、帰宅後に心を整える為に

私はリラックスできる音楽を流しながら、大好きな珈琲豆を挽く。

香ばしい珈琲とクラシック音楽に包まれているうちに

自然と心も落ち着き、とても癒されます。

昔から、高校生の頃から珈琲が好きになり

独身時代、働いている時も主にインスタントコーヒーを美味しく飲んでいた。

しかし、ここ数年、インスタントが美味しくないと感じ始めた。

珈琲の生豆だけが生み出す、あの雑味のない味に

私の舌が慣れてしまったのか。

珈琲豆を選ぶ基準も変わってきた。

それは2年前、とあるレンタルビデオショップに立ち寄った時

何気なく手にした一本のドキュメンタリーフィルムを観てからです。

おいしいコーヒーの秘密」(2006年製作)

ご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、敬意を込めてご紹介させて頂きます。

私達が普段、スターバックスなどの珈琲を頂いたり

またお店で珈琲パックを購入し自宅で頂くとき。

この映画を一度ご覧になってから、味わっていただけると

勝手ながら、世界の裏側、私達の知らない世界で

懸命に珈琲農園を営む、珈琲農家の方々に対する意識が変わられるのではないかと思う。



この映画で訴えているのは

コーヒー農家に支払われる代価は相当に低く

一杯が約300円とすると、農家に入る収入はたったの3円~9円。

全体の1~3%であり、多くの農家が困窮し

農園を手放さなくてはならないという現実がある。

あとは多国籍の大企業などが莫大な利益、蜜を頂くという

不条理な世界。

見終えた後、私はなんとも重い気持ちと、無知な自分に失望した。

今まで飲み残した珈琲は、平気で台所の排水溝に流していた。

しかし、この現実を知ってからは、それは全く持って失礼だと感じ

珈琲を残さないようになった。

しかし作り過ぎて、どうしても、の時は

「申し訳ありません!」と目を瞑りながら、流す時もあります。


現在はフェアトレードのお豆を選ぶことが殆どです。

フェアトレードとは、誰が、どこで、どのように作っているか、を開示し

適正な価格が生産者に継続的に支払われる仕組みだそうです。



このフェアトレードの珈琲とは、すごく香りが良く

開封する前から芳しきアロマの香り。

きちんと生産者のプロフィールと珈琲に対する情熱と愛

そして珈琲の木を育てる際のこだわりや信念まで記載されており

読み手にも、それらの思いがジワリと伝わる。

市販の大手の珈琲にはない、愛を感じてしまう。

今の一番のお気に入りは「サンタフェリサ」農園の珈琲。

機械で一斉に収穫をするブラジルの一般的なコーヒー農園と違い

なんと、何度も畑に入って完熟した実だけを選び、1粒1粒丁寧に手摘みしているとのこと

農薬や化学肥料に頼らず作られたもので

常に珈琲の研究をされるその姿勢に、職人魂や優しさを感じます。




普段、私達が美味しく珈琲を頂けるのは

もちろん市場に出す大手企業の力もありますが

厳しい環境で珈琲の木を育て管理し

毎日8時間前後、大量の珈琲豆の中から手作業で

良い豆と市場に出せない豆を選別し、過酷な労働環境や条件の中で

生きて行く為に、働く生産者や農家、工場で働く方々の御蔭でもある。

そのことを受け取る側は忘れてはならないと切に思う。

その見えない影の部分を広く知ってもらいたい。

そのような思いで本日は綴らせて頂きました。

これは決して自分の購入方法を押してるつもではありません。

個々のライフスタイルがあるし、人それぞれに物事の捉え方は違います。

きっと珈琲に限らず、野菜や果物、お肉お魚など食物やあらゆる物には

どれも表裏一体であり、見えない部分があるものです。

それらに支えられ、私達は生きていけること。

表には出ないが、命や生命力、手間も労力もあってのこと。

簡単に手に入ることではないのだな、、と改めて考えさせられました。

私には微々たることしか出来ないが

せめて公平な取引をしている、フェアトレードからお豆を購入することで

私を毎日救ってくれる、愛すべき珈琲に、その農家の方々に

これからも恩返しをし続けたいと思っている。




愛と感謝を込めて。  Les Caprices ・ 凜


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