2018年2月20日火曜日
久しぶりの実技への緊張感。
プレタポルテ、モニターレッスン。
asami先生を前に、果たしてエクササイズや説明が出来るのだろうか?
不安を取り去るべく、私は何度もパソコン画面の前に立ち
繰り返し、自分の動画を取り続けた。
普段の自宅で行なうハイヒールレッスン通りにすればいい。
そう思っていたが、初めて自分の録画をみて、ショックでした。
まず、顔の表情も動きも、ぎこちない。声が異様に高いし、薄っぺらい。
これでは、相手に逆に不安感と、緊張感を与えてしまいそう。
そして何度もやり直しては、納得することはなく、首を横に振るばかり。
気付けば、10回以上の動画が溜まっていた。
父の見舞いに行く時間がせまり、一旦気持ちを切り替え、外へ。
しかし、車内でもずっとエクササイズの台詞を唱え、あっと言う間に到着。
帰宅後もパソコンに前に立ち、ハイヒールを履いて伝える練習。
段々と、時計をチラチラ見る回数も、水分補給の数も増え、ソワソワしていた。
前回のプレタポルテの説明のとき、asami先生が
「自分で思っている以上に、声を出すこと。 声の哲学を特に意識すること。」
この言葉が、ずーっと頭をよぎった。
そして、いよいよ本番の時。 昨年のエクササイズ実技編を思い出した。
始まってしまったら、あとは無我夢中。
緊張はしますが、自分の気持ちが集中すると共に、美しいasami先生にうっとりしながらも
集中力が途切れないよう、画面に食いつく。
画面越しでは、左右の身体のパーツは反対に見えるので
声で人を動かす時に、伝え間違えないよう、特に集中した。
この点は本当に自信が持てなかったので、この感覚に慣れるまではと
練習の時からパソコン画面の上に紙で、右(左側) 左(右側)と目立つように貼り付け
なんとか対策して臨んだ。
終わってみると、あっという間で、多くの反省点や改善点が見つかった。
一番の失敗は、大切な「踵から着地してはいけない」という箇所を飛ばして、
足首と膝を折る理由から、説明が入ってしまっていた。
しかし、予想もしなかった嬉しい言葉も頂けた。
何度も繰り返し自分の動画を録画観察したことで、自分の声の質も変わったのか
asami先生から「一人でエクササイズするよりも、
凄く身体の筋肉に入りやすかったので、それには驚きました。」 と、
私のほうが驚いて、画面の前で固まってしまった。
声に自信がなかった分、驚きと嬉しさで溢れ
なんとか無事に本日のプレタポルテ・プレレッスンが終了した。
今回のことを振り返ると、あることを繰り返し深く掘り下げることで
超えられなかった壁が一段でも越えられるという事実。
皆、自分の声や姿、動作、表情を客観的に観察することは、なかなか難しい。
自分を見るとショックを受けるだろうと、何処かで感じているので、避けてしまう。
私もそうであったから。
でも、今、を変えたいのなら、美しさを手に入れたいのなら、そこを直視することから。
今後は、この貴重なアドヴァイスや経験を糧に、プレタポルテに更に磨きを掛けていきたい。
愛を込めて。 凜 ~ Les Caprices ~
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