2017年4月26日水曜日

夏のオートクチュールに向けて。






ハイヒールの哲学の扉を開いて、はや三ヶ月が過ぎましたが
自分はまだまだ発展途上の段階です。

今のハイヒールレッスンはプレタポルテのみで、実際にasami先生のエネルギーに触れてのオートクチュールレッスンは未経験ですが、これはこの夏に実現できるかもしれません。

私の今の状況から、パリへ行くことはなかなか難しいのですが、
家族間での問題でフランス行きを迷い、葛藤をしながらも、
それでもフランスへオートクチュールを受けることへの意味を噛み締めて
決めた。

フランスへは、かれこれ9回訪れたが、
最初のOL時代は、ただただ楽しくて、友人と何度か訪れた。
パリが放つ美しさ、乾いた空気に合う、陽の光。
日本にいた頃には感じなかった開放的な人々のエネルギー、
働いてる人々までもが人生を楽しんでいる様子に、
いい意味でのカルチャーショックを受け、それ以来、ずっと虜になっている。


一度、一人でパリへ行った時、語学学校に短期間だけ通ったが、
全くフランス語が理解できず、孤独感を感じながら過ごしていた。

もともと一人行動は好きだったので、平気なはずでしたが、
自分の無力感を心底、感じてしまい、晴れない気持ちのまま外に出た。
季節は2月の冬。 風がとても強く橋の上で、コートにくるまったまま
歩いていると、余計に寂しくなりました。
立ち止まった時、感じたのは
今は一人だけど、孤独だけど、決して不幸とは感じない。。。
多分その時は、ここにパリに居られるだけで自分は幸せだったのでしょう。

そして、何故かパリは孤独が似合う街だと、強く感じた。

その後、妊娠を機に数年間はフランスへ向かう機会が無く、時が経った。

フランスと離れていた期間も、フランスへの想いは、決して変わることなく
子育ての合間に時間を見つけては、テレビのフランス旅番組を何十回と見たり、
語学勉強したり、書籍を読んだりと、細々と自分のフランスの世界に浸っていた。

そしてついに、念願の時が来た。
上の息子が小学2年生の時に、8年ぶりにフランスへ行こう。
と主人がやっと首を縦に振ってくれた。
あまりの感激に、言葉が出てこなかった。

今でも、やっとの思いでフランスの大地を踏んだ、あの日々のことは覚えています。
その時の空の様子、景色や人々の姿、建物やホテル、街の景色。
ありありと思い出すことができるのは、本当に、フランスでの時間を心に刻みつけながら
過ごしたから。

日本では、ここまでの気持ちで過ごしたことはありません。


人は、貴重な時間、掛け替えない時ほど、一瞬でも逃したくない思いから、
心を込めて過ごしたくなるのでしょう。



また、楽しい感動ばかりでもありませんでした。
勉強しても、通じなかった未熟な私の語学力。
思わぬアクシデントが起こり、状況をフランス語で話さなくてはならず、
うまく事態や気持ちが説明できず、とても悔しい思いもした。

せっかく話しかけられても、伝えたいことが口から出ないもどかしさも沢山味わい、
その悔しさが、今の語学勉強の下地にもなっている。



何故こんなにも、フランスが私の頭の中から離れないのか。

フランスはきっと、私の理想を表した国だからなのか。

フランスといえば、美しく荘厳な建物や、至る所に芸術に溢れた国、
人里離れた場所に楚々と立つロマネスク教会の美しさ、壮大な自然。
凜とそびえ立つ古城。など、魅力は沢山あるのですが、
それ以上に、私の心に響くこと。
それは、人生を大いに楽しむ国民性、気持ちいいほど堂々とした姿、
しっかりと自分を表現できる気質。
目が合えば、他人であっても微笑みとともに挨拶を交わす習慣。
困っている人がいれば、積極的に助ける姿、、、
ここでは書き入れないほどに、まっすぐなエネルギーを建造物や自然、そして人々から、いろんな箇所から感じてしまう。






今回のフランスは、家庭での様々な事情を含めた旅だけに、
ただ楽しむための観光旅行にだけはしないようにする。

数ヶ月以上、asami先生のご指導のもと取り組んできた「ハイヒールを美しく歩く」という目標の集大成となること。

コミュニケーションにおいて、沢山歯がゆい思いをしたので、
今度こそ心の通う会話が、フランス人とできるようになること。

自分がフランスの空気に触れて、どのように感じるか、今までにないくらい感じて
表現してみる。


その為に、これからの日々をハイヒールの哲学とともに、感謝を持って、進んでいく。

この旅での最終目的は、私がフランスから受けた良いエネルギーを、
今度は周りにも還元できるようにすること。

それがどのような形で表現できるかは、まだ分かりませんが、
分からないからこそ、楽しみでもあります。

また一つ、生きる目標がさらに明確になったことにも、感謝を込めて。

凛・walking style












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