「私、お母さんになりたくないって、思ってた」
当時小学2年生の娘の言葉に
夕刻、台所で洗い物をしていた私の手が止まった。
「どうしてなの??」
固まった私は、すぐさま膝をついて娘と目線を合わせた。
「だって私がお母さんになったら、スカートが履けないんだもん」
詳しく話を聞くと、どうやら結婚したくない、ということではなく
私の女性性の欠けたファッションが原因でした。
「お母さんは、いつもズボンを履いているでしょ。
だから私も大きくなったら、お母さんになったら
スカートが履けないと思って。」
うつむきながら、娘は心の内を明かしてくれた。
その時、何かが私の頭の中をぶち破った。
まさかそんな風に感じさせていたとは。。
これは私が師匠とのプレタポルテレッスンを始めた、3年前の出来事です。
出産してから、私はほぼ365日パンツスタイル。
スカートやワンピースは、すっかりクローゼットに眠らせたまま。
それが画面から飛び出るような師匠の美しさや
コンサルティングを始めた同士たちの美しさが刺激となり
私もこうなりたい!という眠っていた性(サガ)が
ジワジワと起き出した。
とはいえ、もちろん、最初はスカートやワンピースを履くと抵抗感が芽生えた。
今までとは違う世界だから。
しかし抵抗しながらも、私の頬は緩み
女性らしくある自分が懐かしかくも、嬉しかった。
ハイヒールの扉を開け、少しづつ
自分のファッションが変わり始めた頃。
私のファッションスタイルが「ハイヒール✖️スカート」での登場回数が多くなり
娘は安堵したのか
この冒頭のセリフ、娘の本音を聞かされたのだった。
そんなつもりは全くなかったのに
まさか、私が毎日ジーンズスタイルだったばかりに
娘には「お母さん=いつもズボン=スカートは履けない」という
悲しい図式を植え込ませていたとは。。
なんとも申し訳ない気持ちで、「ごめんね、そうじゃないよ。」
と、あの日アタフタと話した。
これは全員には当てはまらないとは思います。
が、母親の日常のスタイルは
幼い子供にとっては、それが全ての基準となってしまう。
あれから3年、今でも女性性に関しては
試行錯誤の最中ですが
あのポツリと、「お母さんになりたくない」と
神妙に呟いた娘のセルフを聞くことはなく
今では「母さん、今日はスカート、いいね。」と
ニッコリと笑顔を見せてくれる。
私の生き方、スタイルが
子供には物言わぬ鏡として、写っているのだと
今でも、このエピソードは私の戒めにもなっている。
感謝を込めて。 Les Caprices・凜
当時小学2年生の娘の言葉に
夕刻、台所で洗い物をしていた私の手が止まった。
「どうしてなの??」
固まった私は、すぐさま膝をついて娘と目線を合わせた。
「だって私がお母さんになったら、スカートが履けないんだもん」
詳しく話を聞くと、どうやら結婚したくない、ということではなく
私の女性性の欠けたファッションが原因でした。
「お母さんは、いつもズボンを履いているでしょ。
だから私も大きくなったら、お母さんになったら
スカートが履けないと思って。」
うつむきながら、娘は心の内を明かしてくれた。
その時、何かが私の頭の中をぶち破った。
まさかそんな風に感じさせていたとは。。
これは私が師匠とのプレタポルテレッスンを始めた、3年前の出来事です。
出産してから、私はほぼ365日パンツスタイル。
スカートやワンピースは、すっかりクローゼットに眠らせたまま。
それが画面から飛び出るような師匠の美しさや
コンサルティングを始めた同士たちの美しさが刺激となり
私もこうなりたい!という眠っていた性(サガ)が
ジワジワと起き出した。
とはいえ、もちろん、最初はスカートやワンピースを履くと抵抗感が芽生えた。
今までとは違う世界だから。
しかし抵抗しながらも、私の頬は緩み
女性らしくある自分が懐かしかくも、嬉しかった。
ハイヒールの扉を開け、少しづつ
自分のファッションが変わり始めた頃。
私のファッションスタイルが「ハイヒール✖️スカート」での登場回数が多くなり
娘は安堵したのか
この冒頭のセリフ、娘の本音を聞かされたのだった。
そんなつもりは全くなかったのに
まさか、私が毎日ジーンズスタイルだったばかりに
娘には「お母さん=いつもズボン=スカートは履けない」という
悲しい図式を植え込ませていたとは。。
なんとも申し訳ない気持ちで、「ごめんね、そうじゃないよ。」
と、あの日アタフタと話した。
これは全員には当てはまらないとは思います。
が、母親の日常のスタイルは
幼い子供にとっては、それが全ての基準となってしまう。
あれから3年、今でも女性性に関しては
試行錯誤の最中ですが
あのポツリと、「お母さんになりたくない」と
神妙に呟いた娘のセルフを聞くことはなく
今では「母さん、今日はスカート、いいね。」と
ニッコリと笑顔を見せてくれる。
私の生き方、スタイルが
子供には物言わぬ鏡として、写っているのだと
今でも、このエピソードは私の戒めにもなっている。
感謝を込めて。 Les Caprices・凜
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