2017年5月11日木曜日

ハイヒールで腰痛を制す。





ハイヒールと腰痛。

この2つが結びつくと、マイナスなイメージを持たれてしまう。

ここを微力ながら、変えていきたい。

何故なら、長年腰痛持ちの私自身がハイヒールの哲学と出会い、
エクササイズを続け、身体のポジションを日々意識するようになってからは、
かなり腰痛とは無縁となったからです。


時々、腰のあたりが怪しく痛む時があるのですが、それは意識が抜けていた時で
例えば腰が曲がる姿勢や、骨盤が歪む姿勢、身体のポジションが曲がっていた時であり、
すぐに原因がわかります。

以前は、年に一回はギックリ腰を起こし、
整体や鍼・灸に駆け込むこともあり、自分なりに予防として
腹筋背筋のトレーニングはしていても、起こってしまう。

何故だろう、、とずっと思っていた。

それがハイヒールとの出会いで、やっと分かった。

腰痛には、日頃の筋肉トレーニングも大切ですが、
まずは日々の歩き方と、姿勢の改善が大切だということです。

振り返れば、今まで身体の位置を正したことと言えば、
「猫背だよ」、と買い物の途中に家族から言われた時、集合写真の撮影の時ぐらい。

座っている時、立っている時、気分に任せて過ごしている時。
身体への意識は全くなく、おそらく体がどちらかに傾いた状態。

何よりも骨盤が横一直線に並ぶような正しいポジションからは、
かなり遠のいた姿勢で、生きてきた。

これは、身体のポジションを気にするようになってから、
不意に自分の立った姿を見たときに、気付いたこと。

座っている状態のとき、
腹筋を意識せず、そのまま放置して緩めると、体が後方に沈みます。
デコルテを広げず、肩を内側に入れると猫背になり、余計に腹筋が使われません。
そうすると、体重は腰に集められ、腰にばかり負担がかかり、
それは腰痛への始まりです。


コンサルティングでは、様々な体のトラブルを学び、
特に、腰痛持ちの方は筋肉がとても固いということも、私の過去を振り返れば納得で、
一層、ストレッチの重要性を感じています。


体は単一のものなので、腰もお腹も背中も首も、全ては繋がっている。
一箇所だけを柔らかくするのではなく、体全体の筋肉を柔らかくしていくことが、
最も効果的に早く改善できるのだと思います。

私の経験から、最初は自分で意識して腹筋を引き上げたり、骨盤を調整することは、
少々難しくてなかなか定着できす、時間がかかりました。

しかし、その後の体の痛みが感じられなかったことが驚きで、
本当に体のバランスを自分で取ることと、
腹筋や背筋、お尻などの体の筋肉の力をつけることで、腰痛を防げるのです。


何かに頼って治すのではなく、自ら治していく姿勢に切り替えた。
これもハイヒールの哲学からの、恩恵です。


ハイヒールによって、腰痛を引き起こすというのは、本当に残念な思い違いで、
これは、歩き方の問題です。

ハイヒールで歩くときに、踵から先に足を地面に着地させると、
後ろ側に体重がいくので、腰に負担がかかってしまいます。
つま先側から着地して、体重を母子球に乗せること。

今は長時間、ハイヒールと共に過ごしても、腰痛は発症していない。


少しでもハイヒールに対する誤解を解いて、
一人でも多くの女性が、安心して美しくハイヒールを歩いてくれること
ハイヒールの魅力に目覚めてくれることを願って。



                            凜・walking style









0 件のコメント:

コメントを投稿

今週から毎日、小学校も中学校も登校が始まり 朝の日差しに交じって、通りには子供達のパタパタと走る足音や ランドセルの箱が揺れるような音が聞こえた。 こんな感じだったなあ、と 思い出すように、当たり前に聞こえていた物音が 今となっては新鮮に感じた一週間だった...