2018年5月20日日曜日

向き合う。




昨日まで蒸し暑かった福岡は、今日は朝から気温が下がり

吹く風もやや冷たく、半袖で過ごすとうっかり風引きそうなほど。

今年の春は油断ならない天候です。

私の人生にも、思いもよらない出来事が起こり、

本気で一人で歩もう、と思ったほど、限界にきていた。


私が何気なく、夫婦の触れ合いを求めて、

話しかけた言葉に対し、相手はきっぱりと断ってきた。

和気あいあいとした会話の中である。

いつもなら冗談を言って終わるのだが、その時の私には冗談にも受け止められず

あまりのショックに固まってしまった。

あなたはまた、こういう態度なのか、という気持ちと

自分は女性として見られていないのではないか。

という複雑な気持ちで

怒るという感情を通り越し、失望感で一杯であった。

それから私は一週間近く、主人と距離を置いた。


その間、私の中でさまざまな思いが巡り、それは結婚当初から始まった

相手に対する違和感。 特に子供が生まれてからの12年間。

相手に指摘されても、素直に認めず、まずは自分である。

同乗者に決して優しくない運転。 子供がいるのに、である。

しかし、きっぱりとその場で正さなかった、私にも責任はある。

やんわり言ったところで直るものでもないのです、癖というものは。


もちろん、彼に感謝すべきことも沢山ある。

家族の為に働いてくれること。 いざとなったら頼りになるところ。

愛するフランスへ連れて行ってくれたこと。

もう充分じゃないかと思われるかもしれない。

しかし、人の心というものは、拭いきれない傷を背負っている限り

そして、その時の心の叫びに蓋をしたまま生きている限り、

ずっと底辺に残ったままで、消えない。


私は何故、こんなにも限界を感じてしまったのか。

たった一言の言葉に、これまでの積み重なってきた不信感が,

一気に爆発したのだ。

それから数日の間、10年以上の間、私が過去に感じた多くの違和感が一気に押し寄せた。

もうこれ以上は一緒に生きたくない。

あまりに価値観が違いすぎる。

これが魂からの答えでした。


冷戦状態から一週間後、私は勇気を出して、

彼に、私と別れたいかどうか聞いてみた。

すると彼は驚いた表情で、何故そんなに話しが飛躍するのか

と、逆に尋ねてきた。

そこから、この人に今まで打ち明けることのなかった

私がずっと思ってきたことを、今更な話も含め、全てきっぱり話した。

真正面から、恥ずかしくて伝えることも拒んできたことも

ストレートに、正面から洗いざらい話した。

案の定、相手は自分の正当性を言ってきたので、これまでの私なら

「そうかもしれない。。」と、相手に合わせ優先させてきたが

今回は冷静に「それはあなたの甘えである。」切り込んでみた。

今回の戦いは、とても長く深いものなので、

話し合いは更に続いたのです。

長くなってしまいましたので、続きは後日になりますが

ここまでお読みくださり、、お付き合いくださり

本当にありがとうございます。


感謝を込めて。   Les Caprices ・ 凜


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